バックエンド開発

C2C電話相談プラットフォーム開発

専門家と相談者をオンラインでマッチングし、電話相談ができるプラットフォームを開発。安定した通話品質と従量課金システムにより、スムーズなユーザー体験を実現しました。

  • 業界:Webサービス / C2Cプラットフォーム
  • 期間:約6ヶ月
  • チーム:4名(バックエンド2名、フロントエンド1名、インフラ1名)

プロジェクト背景

クライアントは、各分野の専門家と相談者をマッチングし、オンラインで気軽に電話相談ができるサービスを立ち上げたいと考えていました。従来の対面相談では時間や場所の制約があり、専門家側も空き時間を有効活用できていませんでした。また、相談者にとっても、専門家を探して予約し、相談するまでのハードルが高い状況でした。私たちは、いつでもどこでも専門家に相談できるプラットフォームの開発を支援しました。

課題

📞 通話品質の安定性

電話相談サービスの要となる通話品質を、ネットワーク環境に左右されずに安定して提供する必要がありました。通話中の切断や音声の遅延は、ユーザー体験を大きく損なうため、信頼性の高い通話基盤が求められました。

💰 リアルタイム課金

通話時間に応じた従量課金を実現するため、通話開始・終了のタイミングを正確に把握し、リアルタイムで課金計算を行う仕組みが必要でした。また、残高不足時の自動切断など、トラブルを防ぐ仕組みも求められました。

📱 マルチデバイス対応

PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスから同等の体験でサービスを利用できる必要がありました。特にスマートフォンでの利用が多いことが想定されたため、モバイルファーストでの設計が重要でした。

解決方法

1. Agoraによる高品質通話基盤

リアルタイム通信プラットフォームのAgoraを採用し、高品質で安定した音声通話基盤を構築しました。Agoraのグローバルネットワークにより、低遅延かつ高音質な通話を実現。また、ネットワーク状況に応じた自動品質調整機能により、様々な環境でも安定した通話が可能になりました。

2. Stripeによる従量課金システム

Stripeの決済機能を活用し、通話時間に応じた従量課金システムを構築しました。事前にクレジットカードを登録してもらい、通話終了時に自動で課金される仕組みを実装。また、残高管理機能により、残高不足時には通話前に警告を表示し、トラブルを未然に防ぐ設計としました。

3. モバイルファーストなレスポンシブ設計

スマートフォンからの利用が多いことを想定し、モバイルファーストでUIを設計。どのデバイスからでも快適に利用できるレスポンシブデザインを実装しました。タップしやすいボタンサイズや、片手操作を考慮した導線設計など、モバイルでのユーザー体験を徹底的に追求しました。

4. 低コストなインフラ構成

ConoHa VPSをバックエンドサーバーとして採用し、Cloudflare PagesでフロントエンドをホスティングCloudflare Tunnelで安全に接続する構成を実現しました。AWSなどのクラウドサービスと比較して大幅にコストを抑えながら、十分なパフォーマンスとセキュリティを確保。スタートアップフェーズに最適なコスト効率の高いインフラを構築しました。

成果

  • 🚀 安定した通話品質でサービスローンチに成功
  • 💳 スムーズな課金フローによりユーザー離脱を防止
  • 📱 モバイルからの利用率が全体の7割以上を達成
  • 📈 継続的な機能追加により、専門家・相談者ともに利用者数が増加

アーキテクチャ

C2C電話相談プラットフォーム アーキテクチャ図

使用技術

バックエンド

Python / Django / Django REST Framework

フロントエンド

Jinja2テンプレート / HTML / CSS / JavaScript

インフラ

ConoHa VPS / Cloudflare Pages / Cloudflare Tunnel

通話 / 決済

Agora / Stripe

お客様の声

通話品質と課金システムという、サービスの根幹となる部分を安心して任せることができました。特にAgoraの導入と連携部分は専門的な知識が必要でしたが、TechThanksさんのおかげでスムーズに実装できました。おかげさまでサービスは順調に成長しています。

― クライアント代表様

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